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2007年07月26日

夏祭りアルトマンがハードボイルドになる日

sonnycriss.jpg お勧めCD:サタデイ・モーニング/ソニー・クリス
待ってました!

という方がどのくらいいらっしゃるか分かりません。

初心者の方にとっておきのご紹介!

というのも

気が引ける1枚

であります。

でも実は私、この人好きなんですよ。レコードでほとんどの作品をカバーしてると思います。

はっきり言って【B級】に入れられてしまう人なんです。
理由は特に初期作品の「ああ、あのひけらかしアルトね」なんて揶揄されるほど 独特のうすっぺらい金属音とハデハデのフレーズで押しまくるスタイルに好き嫌いが分かれます。

でもそこが彼の人間くささが正直に出ていて、
彼のソロって「俺ってさ、ソニー・クリスクリスクリスクリス、ソニー村からやってきた、クリスクリスクリスクリスクリスっていうの、知ってた?」

みたいに聞こえる。

コブシ回し過ぎ。まるで夏祭りで盆踊りのやぐらの上で、カラオケマイクを離さなくなった町会長のハゲオヤジの如くであります。

「うるせーんだよ、e-Saxで吹け!」なんて言い返されそうでもある。

でも、アルト吹きで知らない方がいらっしゃったら、是非聴いてみて下さい。

もっと聴きたいとなった方は、やっぱりアルト中毒です。

何枚か聴くうちに「アルトはこうでなくちゃいけない!」となる方も必ずいらっしゃるでしょう。

この晩年の作品は「へえクリスでもこんなシブイのあったのね」 という比較的落ち着いたハードボイルドに徹した演奏。

いやバリー・ハリスのベースがね。
「俺たちのジャズだからね、渋くやろうじゃないの」って雰囲気なイントロを弾くもんだから、 クリスも抑えたんじゃないか?

CDは彼の生涯と逆に追って行かれるのがいいです。 パーカーと渡り合う1952年録音「イングルウッド・ジャム」なんてのは最後。

2007年07月21日

ガイドトーンを知る。

これを知るとジャズの入り口に立つ感じです。

今まで、コードを外さないように吹くとすると、
つまりバンドなりセッションなりで、 音が外れて変に聞こえないようにするために、分からなくなったらとにかく

ルートを吹いてしまえ! という手がなくはない。

でも、ルートはベースが弾いていることが多いので、どうもかっこ悪い。
しかもコード感なり、調性(この間やったそのキーを暗示している音が在るか無いか)
が出ない。

そこで、この【調性を決定付ける音を結んで行く】というのが「ガイド・トーン・ライン」 とよばれるものです。
・・・音の流れをガイド(案内)してるのね。

通常ガイドトーンはコードの3rdと7thになります。

あれ、もうチンプンカンプンですか?


もう少し頑張りましょう。

ジャズではコードは4和音が基本、つまり4つの音がいっぺんに【ジャーン】と響くと 明るい感じだったり、暗い感じだったり、する。

この【感じを決定する】のが3rdと7thつまりルートから数えて3番目と7番目の音なんですよ。

試しに、ピアノなど鍵盤楽器でド・ミ・ソ・シとド・ミ♭・ソ・シ♭をならしてみてください。 最初のは
Cメジャーセブンと言ってとっても明るい響きですよね。
次のはちょっと暗いというか寂しい感じ、

このコードはCマイナーセブンと呼びます。

メジャーセブンとマイナーセブンの違いは何か?

ミとミ♭、シとシ♭ですね、ほら、3番目と7番目が違うでしょう。
だから、この音をアドリブで強調するように吹くと、ベースとぶつからないで、
溶け合ってコード感(調性)がだせる。

このときでジャズでは「サウンドしてる」なんて言います。

次に、ド・ミ・ソ・シ♭と鳴らしてみてください。

さっきより暗い感じはしないけど、なんか不安定な響きが感じられませんか?

これ、Cセブンといいます。

メジャーでも、マイナーでもありません。

ブルースではこの何チャラセブンがいっぱいですが
さっそく、ブルースの最初の4小節でサウンドしてみましょう。



この時、ちょっと約束があります。コードが換わるとき、できるだけ音が【跳躍しない】ようにします。 1小節目のD7(レ・ファ#・ラ・ド)の3rdファ#を吹いたら、2小節目G7(ソ・シ・レ・ファ)の3rdはシだけど【飛びすぎる】のでファ(ナチュラル)=7thを吹きます。
すると半音だけの移動ですね。

3小節目、4小節目は1小節目と同じです。 ファ#→ファ→ファ#→ファ#、という非常に滑らかなガイド・トーン・ラインができました。 5小節目からご自分でやってみてください。

分からない!って方は掲示板でご質問ください。メンバーでない方はメールでお申し込みを!

ハンドルネームで結構です。

2007年07月10日

もはやストラップではないストラップ。

本日はストラップのお話です。

皆さん、ストラップをかなり甘く見ています。

「そんなことより練習しろ」
と至極ごもっともなご指摘をなさる先生方もいらっしゃいます。

でも、サックスの「周辺機器」をいじることで やれ音が纏まるとか、ダイナミックレンジが広がるとか、 音色の違いを楽しむことはできるのは間違いないので、
とういうか、

練習より 楽しい

少し吹けるようになってくると、

マウスピースやリードの次にリガチャーを買える人が多いでしょう。
ネックを「思い切る」と“違う楽器”を手に入れた気にもなるかもしれませんね。

そこで、ストラップはどうか?

これは良いものを選ぶと根本的に違います。

他のモノは文字通り「周辺機器」のカテゴリですが、
きょうご紹介するツェブラは“周辺”ではありません。

(なので、このブログも【サックスが上手くなる】カテゴリにしました。)

認識の低い人は、ストラップなんて吹き手と楽器とを繋ぐ 「吊り紐」程度にしか思っていません。

そういう割り切り方もありですが、世の中でこういう良いモノを開発してくださる方には 頭を下げてでも買っていただきたいのです!


まずこの写真をご覧ください。

cebulla01.jpg


このモデルさん何のために上半身裸か!?


ハービー・マンの真似か?(気になる人はこっち→ Push Push

いえいえ、 私も暑い日は窓を閉め切って上半身裸で ロングトーンを30分やりますが、
(ロングトーンダイエットという)

そうぢゃない!!

よく見てください!頚椎部(赤丸部分)に隙間ができてるでしょ。

この隙間により「頸部への負担と強い圧迫が緩和され、はじめて脳への十分な血液供給が確保されるのです。」ツェブラストラップ公式ホームページより引用

結論を先に申し上げますが、私は26年間、サックスに関わってきてこのストラップはベストと断言します。

ツェブラはストラップを「アクセサリー」のカテゴリから解き放ちました。
ストラップを単なる最適な演奏ポジションに位置させる「調節紐」から、
身体への負荷を軽減させ、血液の滞りを最小限に食い止める
いうなれば、演奏するための「器官」と位置づけることに成功しています。

実際演奏を1時間くらいしてみると、疲労度がまるで違うのが分かります。
頸動脈を圧迫しないので、脳への酸素供給が滞りません。

つまり、より演奏に集中できることになります。

演奏中は喉が楽に開き、楽器がより振動するように感じられます。

楽器と一体になる感覚はサックスを学ぶ人にできるだけ早い次期に気付いてもらい たいと常々思っていますが、ツェブラはそれを可能にするベストアイテムのひとつです。

世の中のストラップはほとんどが、長さの点から見るとテナー用なんです。
アルトプレイヤーはご自身のベストポジションだと
どうしても首が閉まりそうな位置まで調節つまみを上げる必要があります。

長さの面からはイシモリのストラップもそれを解決していますが、
すべてハンドメイドで使うほどにそのオーナーの身体に馴染む
【高級なめし皮】と【生ゴムパッド】を使った最高級ストラップ「ツェブラ」には 一歩も二歩も譲るでしょう。

まあ、イシモリでも扱っていますから品物が間違いない証拠です。

唯一、非常に高価なのが気になりそうですが、
お使いいただければその価値が分かります。
高いのではありません、適価なのです。
繰り返しますが、 これは従来の「ストラップ」ではありません。

サックスと演奏するあなたの「器官」です。

購入はこちらで、在庫僅少