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2007年11月29日

クリスマス的ソプラノ。

faith.jpg お勧めCD:ケニーG/Faith: A Holiday Album
クリスマスがやってきます。

で、私は幼稚園とか老人ホームなどで クリスマスソングを演奏する機会があります。

一番好きなのは、メル・トーメの「ザ・クリスマスソング」なんだけど、
子供達の前では、「サンタが街にやってくる」 「そりすべり」「赤鼻のトナカイ」なんかが喜ばれ、
おじいちゃんおばあちゃんの前では、「きよしこの夜」や「ヒイラギ飾ろう」が 喜ばれる。

と、思いきや、

そうではない。

むしろ、手拍子がいっしょに出来るようなミデゥアム・バウンスのナンバーがウケたりします。
お年寄りを前にしたからって、しっとりな曲ばかりじゃ却って失礼なのです。

で、今日はクリスマスに何を吹こうかという方にお勧め。
「なあんだ、それか」
という声も聞こえるし、

「へえ、ケニーGなんか聞くの?」 という声も聞こえますね。

まあ、彼のアルバムはこれしか持っていないんですが、
クリスマスが来ると1回はかけるCDです。

どうしてでしょう?

彼のソプラノはクリスマスを運んでくるから。

もちろんテナーも巧いんだけど、彼のソプラノは実にクリスマスのためにあるような音色だと思うのです。

で、皆さんも演奏する前にこういう「クリスマスらしい音」をお聴きになってイメージを膨らませて吹くといいと思う次第です。

ちょっと吹ける人は、Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!

これではリズムがちょっと難しい、と思った人は、O Christmas Tree
に挑戦してみてはいかがでしょう。

勿論アルトやテナーで吹いたっていいんですよ。

譜面はこちら→ Kenny G-Faith: A Holiday Album (Artist Transcriptions)

あ、音色で勝負したい人は、もうちょっと定員枠ありますのでお早めに。
第2期会員募集まもなく締め切り

2007年11月13日

リペアを通じて楽器への愛情を知る。

本日はリペアのお話です。

皆さんは信頼できるリペアマンに愛器の調整をしてもらっていますか?

定期的に見てもらっている人、具合が悪くなると見てもらう人などさまざまだと思います。

さて、そのリペアとは、「調整」、「修理」、にとどまらず「復元」なんて域までカヴァーする方もいらっしゃいます。

あるリペアマンによって「完璧な調整」がされた楽器は、確かに楽器の状態は凄くいいんだろうけれど、 実際のフィーリングまで「その楽器を吹く人に合わせてくれている」かどうか。

私はいいコミュニケーションをしてくださるリペアマンとお付き合いしたいので、
こちらにお願いします。



長谷川 仁 さん。

ハセガワ管楽器工房のマスターです。

こちら、名医。

話が楽しいのは、お人柄が素晴らしい(気さくで腰が低い)ことと、
楽器への深い愛情があるから。
そして、安心してお任せできるのは、
「吹く人の立場でその楽器の持つポテンシャルを極限まで高める」という調整の哲学。

私が思いますに、リペアとはインフォームド・コンセント、
つまり現代のお医者さんと患者の関係に求められる
「合意関係」がどうしても欲しいと思うのです。

明らかに具合の悪い箇所を「治療」するのは最低限のスキルだとしても、 その楽器オーナーの希望をうまく反映してくれるかどうか。

つまり、「最近この辺の音が詰まるんです」
という患者に対して、

楽器を慈しみながら、
「ではこのキーの高さをこのくらいにすると、 ・・・こうなるので、
こうしてみようと思いますが、 ・・・よろしいですか?」

みたいなこと。

これが、
「だめだねこりゃ、バネがイカレてる。タンポももうへたってるし、 や!この台座曲がってんじゃねーか、どんな使い方しやがった? オーバーホールだね。完璧にしといてやるよ!」

という親方職人も信頼出来ないわけではないが、 一歩間違うと、
「初心者がガタガタ言うんじゃねー」ということになってしまう。

でもこれは、やっぱりちょっと不親切じゃないかなあ。

初心者の人
「これ、お願いします」

「ほらよ」

「あー良くなりました」
でいいですかね?

そういうドライなのが好きな人もいるかもしれないが、私はちょっとねー。

あと、出したい音の感じ、セッティングを含めた相談など。
そんな会話が出来るのもステキなリペアマンじゃないでしょうか?

あ、でもね。
今日の議題の本質はどちらのリペアが良くて、どこが悪いというのではありませんよ。

リペアに出すとき、どういう気持ちで出しますか?
我々「客(と言うのもおこがましいが)」の態度が大事なのです。
「無言」で楽器店へ送りつけたりしていませんか?
これはパソコンなどを修理に出すに等しいです。

「だってなんて言っていいかわかんないもん」

という人は、きっとテキトーにしか練習してないんじゃないか?
テキトーに吹く人は、テキトーな音しか出ていない。
そしてテキトーに修理されて、テキトーに満足する。

つまり、
「楽器への愛情が無い」

「良い状態になって帰ってきて欲しい」のだから持参できないときなどは、
一筆添えるのがマナーだと思うし、何より楽器のためです。

たとえば、
「最近低音が鳴り辛いのです。初心者なんですが 扱いが悪かったかもしれません。楽器を見て戴いて、 もしそのようなことがわかったら教えてください」
みたく。
こうすると、楽器をいたわってることが伝わるので 信頼できるリペアマンなら必ず個別の対応をしてくれるはずです。

そして、あなたは楽器といっしょに人間も「成長」するのです。

あー今日のはオヤジ発言だなあ!!

2007年11月06日

楽器をコントロールできているか?~自分と楽器の弱点を知る~

今日は管理人の現在進行形です。

自分のスタイルがある程度完成し、人様に手ほどきめいたことをしていると、
いつの間にか「驕り」が出てきてしまっていけません、ということで反省。

自己啓発と研鑽のため、左のリンクにあるNY帰りのtomoさんに稽古をつけてもらっています。

楽器が時代とともに変わってきているし、自分に見えていないこともますます増えてくる。

もちろん自分が出来ていない弱点の確認も。

それに「ニューヨーク標準セッティング」などの情報を教えていただくと、やっぱり、現代の奏法に長けてお られる方の助言も積極的に取り入れたいと思うのです。
そして、アマチュアでがんばっておられるプレイヤーの方と情報共有を進めるのがこのサイトの目的であるとも思いますし、もちろんテキストをご購入いただいている講座参加の皆様には最大限の還元をさせて頂かなければなりません。

さて、tomoさんのコーチ。

弱点を明確に指摘されるのは辛いことですが(そこを傷つけないように諭すのがtomoさんの凄いところ。お若いのに学ぶべき点がとても多いのです。)、それが目的でもあるので初心に帰り精進しようと思っています。

まず、僕のSBAはその時代の楽器特有のハンデがあります。
高音が萎むとか、反応が遅いとか。
そのあたりの弱点を補うためバンドレンV16マウスピースの導入を勧められました。

v16a9s.jpg

これはリー・コニッツ氏のニューヨークマイヤーのコピーだそうで、
NYで爆発的人気らしいです。

息に反応するポイントを見つけるのに少し苦労しましたが、MeyerTru-Flexを10年間ダブルリップで「ぼしょぼしょ」吹いて来た身には、確かに吹奏感がえらく変わります。4番(リフェース)から9番という差もありますが。

さて、それでどうなったか!?

息が音になるマウスピースとはこういうモノのことをいいます。

ピアニッシモがきちんと鳴るのがいいマウスピースと納得できる瞬間です。
リードは今のところZZの2halfで。

狭いMPではラ・ボーズのhardだったりしたからこれもえらい変わりようだ。

パームキーのレジスターがかなりオープンになりました。

中期シックス風?かな。

このセッティング変更での成果は、
古い楽器を古い時代のセッティングで「古き良き」を奏でるにはいいですが、果たして自分の演奏したいことがそのセッティングで満足にできるか?または練習してもそのセッティングではしんどくないか?

と【今まで眼をつぶってしまっていた】ことに改めて気が付いたこと。

ビンテージにはビンテージとこだわって、オットーリンクのかなりヤバイマウスピースで「これが正しいのだ!」と頑張ってるアマチュアテナー奏者もいらっしゃいますが、
ご自分の楽器を最大限に生かす「楽に吹けるマウスピース」で、ご自身が十分【楽器をコントロール】できるよう集中する期間があってよいように考えはじめているこの頃であります。

とはいうものの、e-bayでのビンテージチェックは止められないのは誰だっけ?

tomoさんの掲示板は、何しろ楽器とマウスピースにかけてはおそらく日本一博学なので、超マニアックなことまでご相談いただけますが、こちらのメンバー掲示板もカラーが違いますがどうぞご登録の上、併せまして積極的にご利用いただければと思います。

僕のvandoren v16 のマウスピースはA9 Sというショートチェンバー。 MはもこっとしてSBAの弱点はカヴァーできません。