« 2008年01月 | メイン | 2008年03月 »

2008年02月26日

リガチャーの最終兵器発見!

さて皆様、本日はリガチャーであります。

皆様はどんなリガチャーをお使いでいらっしゃいますか?

掲示板でもその話題が取り沙汰されることが多いですが、
今日のお知らせはある意味、ひとつの議論に終止符を打つ製品です。

そもそも、楽器というモノはその構造がシンプルであればあるほど 音に「雑味」が無くなって行きます。

当然パーツ類も少ない方が良い。

この考え方から、現代の新しいサックス本体でも わざわざHigh F#キーレスを求めるプレイヤーがいて、メーカーもそれに応えています。

反対にHighGなんてキーをつけるモデルもありますが、便利なんでしょうか?

僕のSBAもHigh F#キーがなく、その古い金属の性質とも相まって牧歌的と言うか素朴な音がします。 (おまえがボンヤリ吹いているんだろうって!?)

話が早速ずれてスイマセン。

さて、このリガチャー、

「シームレスリガチャー」といいます。

SLL01.jpg

「Seam」が「less」つまり、「継ぎ目」が「ない」。

まるで人を食ったようなデザインでありますが、1本のパイプからハンマーリングによる手作業で叩き出された構造。

つまりネジなどのパーツは無く、ただの金属の輪っかである。

SLL02.jpg
サックス関係者じゃない人が見たら

「工事現場から何を拾ってきたのか!?」

という感じである。

これ、マウスピースにパコっと嵌めるだけです、
写真でお分かりになるでしょうか?
リードを支えるのは内側の3点の小さな突起。

【3点支持は吹奏時にリードの重心が移動しない。】

「なんだそれ?」

開発された方の説明にそうありますが、 実際どうなのでしょう?

SLL03.jpg
「あれ、このリード、こんなに鳴ったっけかな??」

リードは皆さんローテーションして使ってますよね? 僕はリードケースを3タイプ使い分けていて、本番用4枚 練習用4枚、そして二軍のケースに4枚入れています。

その中で、二軍に控えてる選手からわざと選んでみたのです。

結果、この選手、
昇格しました。

「通常の鳴るリード」で再度試しますと、
ストレートというか、文字通り繋ぎ目がない、
いうなれば「つくばエクスプレスの18km超ロングレールの快適な乗り心地」であります。

吹くのに適度な抵抗を保ちながら、息が引っかかるストレスがなくなるというか、 音にビリビリ感とか、ザラザラ感があるとすれば、そういうモノを取り除いたような音とでもいいましょうか。

ピアニッシモを吹いたときにその効果が実感できるかと思います。

また、このシームレスリガチャーにはDCT(デュアル・クライオ・トリートメント)という極低温処理(-196℃)を施し金属分子の並びを均一にしたり、プレイヤーが新しい周辺機器を導入したときに生じるストレスを軽減するための「馴染み」を出したりする「特殊エージング処理」もしているそうです。

「よりクリアーに吹きたい」
「ピュアな響きを実感したい」

そして「リードのセッティングミスをなくしたい」

これはまさしく限りなく「ゼロ」ですね。

そんなプレイヤーの期待に応える素晴らしいシームレスリガチャーは、なるほどこのお値段ですか!

でも、 「音にはゼッタイ妥協しない!」
そう決めているリードアルトの貴方、いかがですか?

↓↓↓↓↓↓↓↓↓
メイヤー用は時期生産ロット待ちか!?

↓↓↓↓↓↓↓↓↓
bair_banner234x60.gif

2008年02月13日

ジョン・コルトレーン<2>

米国大統領選挙が面白くなってきました。

別に私は特定の候補者に強い思い入れがあるわけではありませんが、
やはりジャズ系のサイトを運営しているからには、小浜市じゃなかったオバマ氏を応援してみたい気になっています。(ブラック・イズ・ビューティフル?短絡的だなあ)

で今月のサックスプレイヤーはコルトレーンを。
coltrane7105.jpg
お勧めCD:ジョン・コルトレーン「コルトレーン」



この、深く遠く語る視線が

オバマ氏に被りませんかね?

この初リーダー作を発表したコルトレーンは31歳。
「来るなら来い!」の時代だと思います。

もちろん彼のアルバムはお勧めしたいのがたくさんあります。
今月のウィジッド(左で上下に流れるアルバム)は私の好きなアルバム群ですが。
サイトをいろんなページをお読みいただいて、書いていることに共感を持っていただけるのなら、 おそらく皆様のお好みに「ハズレ」ません。 (しっかし今、CD安いですねえ!悔しい!!)



さて、このジャケットの彼の顔、凄く好きなのですが、このレコーディングの直前 ヘロインとアルコールを完全に断ち切って、神の恩寵により「霊的覚醒」を体験したという話があります。

もっともこれは、酒を飲みすぎて(ヘロイン中毒の禁断症状を絶つため)カフェ・ボヘミアの楽屋でマイルスに
ぶん殴られて目が醒めた
と言う話からできたのかもしれません。

いずれにしても、音楽への強い信念と漲る自信を得た一人の男が、この後音楽界のひとつの激しい流れを作り始めるきっかけになった「初リーダー作」はテナー奏者のあなたならぜひともお聴きになられてよろしいのじゃないでしょうか?

特にバラッドの名演「コートにすみれを」なんて、タイトルもグッと来ますが50年前の演奏なんて思えません。痺れっ放しですよ、あなた。