2015年9月 8日

サックスの良い音とは?良い音に聴こえる、とは?

サックスの音色を良くするためのコツ、そんなものあるのか!?とお疑いのあなた、


そう、良い音っていってもそれが「誰にとっても良い音」とは限りません。
ジャズライブにいってどうも耳当たりの辛いサックスを聴いてしまった、という経験もあるかもしれません。


でも、誰もが(一般的な傾向として美しい、艶やかな、深い、暖かい音色に対し心地よいと感じる人たち)『良い音だね』と、『感じる』 ためには明らかにコツというか共通の<吹き方>が存在します。

いろんなプレイヤーの方がマウスピースの咥え方やリードのマッチングの善し悪しで音色を改善する方法を説いておられますが、 僕は、以下の5つ(もっとあるかもしれない)が「吹き方」の要素として重要だと思っています。

1.深い呼吸(吸い方・吐き方)
2. リードへの息を当て方
3.リードのミュート具合
4.発音後の音の扱い方
5.意識

1.まず本日は深い呼吸について。

ある練習スタジオで隣の部屋のフュージョンバンドのアルトサックスが、コマーシャルで有名なテーマ曲を「必死の形相」で吹いているのが聞こえてきた、とします。
おまえ、見えないのに「必死の形相」かどうかわからんだろうって?
ま、形相はともかく、聞こえてくるのは・・・
音が「途切れ途切れ」だし「音程がふらついている」ことなんですね。

つまりブレス(息継ぎ)が小間切れなためフレーズが一定の滑らかさをキープしておらず、勢いばかりが強調され、かつ音程が一定でない。

【安定感がない】

いきなり高そうなハードルではありますがこの「安定感」というのは、 良い音色の最大のポイントだと思います。

だって、「安定」→「安心して聞ける」でしょう?
つまり安定していなければ良い音に聞こえないわけです。
では、音が安定している状態とはどういうことか?

「息のコントロールを感じさせない純粋な音だけが聞こえる。」

「出されている音にブレがなく自信がみなぎっている。」

言い換えれば「説得力」がある音といえると思います。

よし、では説得力ある音を出せばいいのだな!

■練習方法を書きます。

メトロノームを60にセットします。

8拍かけて身体のエアーをすべて吐き切ります。
次の8拍でゆっくり満タンになるまで吸います。

ココで重要なのは吐くスピードと吸うスピードを【等しく】すること。 肺の容積を感じられるようになります。

最初のうちは吸うほうが3拍ぐらいで一杯いっぱいだと思います。
吸うのは鼻からが理想ですが、最初は口からでOK。
歯の間からスゥ~と音をさせながら吸うとゆっくり吸えると思います。

で次の2拍息を止めます。

★このとき、お腹廻りが「バンッ!」と張った状態になっているでしょうか?

吸った息で横隔膜が下げられ、 お腹周りが360度外側へ広がっている必要があります。

ベルトをしていればキツく感じられていなければなりません。
(感じなかったら最初に戻る↑)★

次に低音Cの指遣い(アルト、テナーとも)で「ドーーーーーー」 と長くふけるだけ吹きます。(アンブシュアはとりあえずなんでもいいです)

最初は12秒が目標です。

また、この練習は小さい音で吹いてください。
音はでかいほうがかっこいい、と大きな音でばかり吹く人がいますが、 うるさいばかりで説得力ないことが多い。

サックスはピアノ(弱い音)をキレイに吹ける事が必要です。 12秒吹けたら16秒を目指してください。 16秒吹ける様になると、 あら不思議。音程どうなりました?