ワタクシは聞いておりませんし、許可した覚えもないのですが、どういうわけか消費税が10%になるらしいです。
軽減税率とかややこしい仕組みの制度も同時に施行されるようでありますが、ジタバタしても上がるもんはしゃあない(不本意だが)といって、上る前には買い物ののススメであります。
サックス本体のグレードアップは流石に思い切りが必要でありますし、今まで愛着ある楽器でアップグレードを図るにはどうしたらよいか?
この問に、ヤナギサワの901を所持しておられる生徒さんが丁度いい見本をご提示くださいました。
そう、ネックを替えるのです。
これはっきり申しまして、
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現状を活かしつつ最大のアップグレードと思います。
マウスピースを替える場合、どうしても慣れるまでに時間がかかる、と私は思っておりまして、
これは具合のよろしいレスポンスを得られるまで息の入り方とか角度とか試行錯誤が必要。
しかし、ネックを替えるのは瞬時に効果が出ます。
一番大きいのは「響き」でしょう。サックスの音質というか「音のキャラクター」を一番左右するのがこのネックであり、
プレイヤーの「吹き心地」に一番寄与するパーツであることは間違いありません。
ノーマルの楽器には順当にノーマルなネックがセットされていますので、
これを金メッキ、PGP(ピンクゴールド)メッキ、あるいは銀製の上に金メッキなど、
次第にゴージャスな仕様にして参りますというと、当然、響きもゴージャズ度を増します。
響きの程度、ノーマルを100と致しますと。。
ブラス製 金メッキ 115
ブロンズブラス PGP 120
銀製 金メッキ 130
(あくまでもワタクシの印象ですが、、以下この順でお買物サイトにリンクします)
アルトサックス用ネック Yanagisawa ヤナギサワ AW1-GP ブラス製 金メッキ
アルトサックス用ネック Yanagisawa ヤナギサワ AW2-PGP ブロンズブラス PGP
アルトサックス用ネック Yanagisawa ヤナギサワ AW3-GP 銀製 金メッキ
この生徒さん、実はクラリネットとのダブラー・プレイヤーさんでありまして、
これまたクラの音色を左右する「バレル」というパーツをアップグレードされたとのことなのです。
で、サックスはネックに注目されたということで、最上級のシルバー+金メッキをご採用。
銀は本体がその材質だったりすると、モノは重いし鳴らすのがキツいという印象があり、実際スターリングシルバーの楽器を吹かれる渡辺貞夫さんもそう言っておられたので、
ネックもその傾向があると思いきや、なんと軽く華やかに「鳴る」ことか!!
弱い息でも音に変換されるスピードが早くなりました。
加えて同じスタジオでも残響自体が長く・深くなります。
ネックは「替えないほうが良かった」という声は今まで聞いたことがありません。
もし、増税前のお買い物で迷っておられるのであれば、ご検討オススメ致します!
ヤマハの銀製はこちら。
YAMAHA / AV1AG ヤマハ アルトサックス用ネック 【受注生産品:納期4ヶ月・スターリングシルバー製】
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