年が変わっても更新をサボッており申し訳ございません。
本年も「サックス吹きなサイト」をどうぞよろしくお願いいたします。
このサイトも今年は大幅リニューアルを予定しております。
さて、サックスを始めようとされた方がまず迷うのは、
どのメーカーの楽器を買うかということだと思います。
「丸腰で」楽器屋さんに行くと、
まず、
「最初に良い楽器を手にしてください!」と、、、
値段の良い楽器
が出て参ります。
当たり前ですよ、あちらさんご商売だから。
もちろん、音がちゃんと出るかもわからないポンコツを売りつけられては敵いませんが、
必ずしも世界に君臨するS社や最大メーカーのY社のプロモデルを選択しなければならない理由はありません。
本日のスポットライトはY社ではない「日本製」であります。
ヤナギサワ。
次の三つの文章は現社長であられる柳澤信成さんのお言葉を引用させていただきましたが、
かつての日本のモノ造りに込められた精神そのものと思います。
■サクソフォーン(楽器)に生命があると言ったら信じてもらえますか?
■作り手の気持ちや心が、作るという作業を通じて、楽器に入り込むと言ったら信じてもらえますか?
■手作りと、機械で作ったもの。どちらが心がこもっていると思いますか?
こういう【心】の籠ったメーカーですから、立派な社屋や最新鋭のマシンを導入せず、
古くからある「町工場」で徹底した手作りでサックスのみを生産しています。
私はかつてS-800 Elimonaというモデルのヤナギサワ製ソプラノサックスを吹いておりました。
アルトにほぼ専念するようになってほとんど吹かなくなってしまい手放してしまったのですが、
物凄く後悔しております。
なぜって、先の社長さんの言葉が込められたひと時の「相棒」を裏切った、と思ってしまったのと、
あの独特の甘さを含んだ柔らかなトーンがそのあと吹いたどのソプラノサックスからも感じなかったからです。
この理由で、私がクリニックや相談で楽器選びのお手伝いを差し上げるときは、
中古を含めヤナギサワを最優先で検討されることをお勧めしています。
そんな工場の製造現場をご覧いただき、
皆様の楽器選びの指針の一つにしていただければと思います。
詳細は是非→工場見学のページをご覧ください。
本日はメイド・イン・ジャパン応援歌でございました。
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