お勧めCD:マインドスケープ
藤陵雅裕さんであります。
熱帯ジャズ楽団やRITSUCO ENDO with FRV! での活躍は言うに及ばず、NHKへの楽曲提供、
JAZZLIFE誌をはじめとする雑誌等の記事執筆、そして後進の指導・・・。
高い音楽性と熱い人柄を併せ持った現代日本を代表する優れたアーチストだと思います。
なんで今までリーダーアルバムが出なかったのか不思議なくらいだったのですが、
やっとご自身のコンセプトをカタチにされたのか、待ちに待ったJ-JAZZがやってきた!という感じです。
実は私は藤陸さんを知ったのは遥か25年前に遡ります。
当時フュージョンという言葉が出たばかり?だったと思うのですが、
パーカッションを多用した16ビートのラテンフュージョンが大流行りした時期がありました。
私は当時FMエアチェックばかりしていて録ったカセットテープが700本くらいあったと思います。
である晩、キーボードの今田勝さんのバンドのライブがあり、そのアルトプレイヤーが藤陵さんだったんですね。
「え、このアルトなかなかいいじゃん」(藤陵さん、スイマセン)
なんて思いました。
なぜかというと今田さんの元アルバムでフィーチャーされていたたアルトはあのデビッド・サンボーン氏や本多俊之さんだったからです。
だから、当時新進気鋭のミュージシャンだった藤陵さんはその時点からキラリと光るものが「かーなーり」あったんだと思います。
いまではいぶし銀のと言うと語弊があるかもしれませんが、より円熟したアルトと唯一無二のソプラノの音色が聴く人に「音楽の喜び」を与えてくれると思います。
J-JAZZをわざと聴かない人がいるようですが、損をしていると思いますよ。
藤陵さんの今後ますますのご活躍を応援させていただきます。
だって同世代ですからね、ワシも頑張らねば!
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