知る人ぞ知る、知らない人はまったく知るはずもない、伝説(でもなんでもない、くどいな)のコードレストリオその名、TORIOKANO(鳥アタマじゃないよ)再起動であります。
コロナ前なんですがあるミュージシャン二人のお力を頂いて、コードレストリオを組んでいた時期があります。私のアイデアが枯渇してしまったのと、毎回露出の場を提供くださっていた高円寺のハコがコロナで終了してしまい、そのままになってしまった。
で今年の早春、八王子で対バンイベントで場を共有したドラマー「がすびん氏」からお声掛けいただきユニットを組むことに。そこでハタと思ったのがコードレストリオのリトライでございました。
ピアノトリオって云うと、「ジャズはピアノトリオに始まり、ピアノトリオに終わる」などと言われまして、究極の完成形といいますか、美の権化と申しますか、とにかくこのフォーマットが「きちんと」してれば何もいらん!というスリーピースバンドでありますね。
ところがピアノがサックスになっちゃいますと、ハーモニー、和音、が出ないわけで「極めてスカスカ」な感じから「聴いて心地よい状態にない」つまり「不安定かつ緊張感ばかり持続」する状況になりやすい【危険】なフォーマットなのであります。
なんでいい年漕いてそんな危険なモードを選択するんだ!?
はいこれを言い換えますと云うと「ハード・ボイルド」なんざます。
往年のレジェンドたち、ソニー・ロリンズ然り。リー・コニッツ然り。現代になりますと、ブランフォード・マルサリス、そしてケニー・ギャレット。日本では林栄一さん、坂田明さんなんてすごい方達がいらっしゃいます。
そう、敢えてこうしたフォーマットに身を置くことで、自身に発破をかけると言うか、表現を研ぎ澄ますというか、寒いときの滝行、今なら炎天下の火渡り(やってみろ)みたいなことをする。
渋谷のスクランブル交差点で素っ裸(逮捕)になると表現された方がいましたっけ?
まあ、そんな大それたことに挑戦ではないんですが、確かにピアノやギターがいないサウンドはやってみると癖になる気がするのです。やらない人は絶対やりたがらないし。
メンバーはドラムに先のがすびんさん、ベースに加藤大斗さん。アルト・サックスとフルート岡野秀明。新飛び道具ソプラニーノのデビューはあるかな!?
メニューには危険なフォーマットにぴったりなセロニアス・モンクの難曲をセット。リー・コニッツがエルビン・ジョーンズ、ソニー・ダラスと組んだアルバム「Motion」で取り上げたナンバーにも挑戦します。
第一弾お披露目は7/16(日)18時より 三鷹ソニド2
第二弾お披露目は8/10(木)19時より 池袋ホットペッパー
です。両会場ともライブ&セッション 前半はトリオライブ、後半はミュージシャン入り乱れてのセッションです。もちろんピアノ、ギターさん、ボーカルさんも大歓迎。フロントのあなたとはバトルやりましょうか!?
皆様のお越しをお待ちしております!!
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