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2007年10月23日

使って判るよいリガチャー

本日は周辺機器です。

管理人はずっと古いマウスピースに古いセルマーのリガチャーを使っておりました。

40年代~50年代前半頃のジャズを古くさ~い音で小さなハコで演るにはそれでいいんですが。 楽器本体もムカシのものなので、さすがにいろいろとハンデが気になっておりました。

そこで、左のサイドバーにもリンクさせていただいた
NY帰りのバリバリアルト奏者Tomo様も使っておられるリガチャーをご紹介いたしましょう。

ヴァンドレン・オプティマム・リガチャーです。

vandoren_opt.jpg
私も先日購入しました。


まず、ユニークなダブル・トラック・スクリューが発明ですね。
1本のネジでリガチャーの両側面を均等に締め付けることができます。

これは構造上、左右対称に締め付けが可能で
マウスピース上でもリードの微調整が簡単です。

1本ネジなのでどちらかのネジのテンションを気にしなくて済むのが有難い。
演奏中緩むのもいまのところ気配ありません。

取り替え可能なプレッシャープレートが3種類ついており、 皆さんのサウンドやスタイルによって選べます。
私はリードの繊維に沿って溝が切ってある、一番明るい音の出るプレートが気に入りました。
またカラーと抵抗がかなり変わるので、演奏する曲の傾向によってチョイスしても面白いかもしれませんね。

マウスピースをグリップする部分の金属とリードと接する部分が独立しており、リードの振動が妨げられないため

信じられないほど楽
に演奏に集中できます。

ヤ●ハやメ●ヤーの現行品マウスピースをお買い求めで付属のリガチャーを使っている人は、 是非こういうリガチャーをお使いになることをお勧めします。

練習はもちろん大事ですが、吹くのが苦しい状態で、しなくても良い練習に無駄な体力と時間を費やすのは非常に勿体のないことです。

2007年10月04日

秋の夜長にしっとりな「低音」を。

nightlights.jpg お勧めCD:ナイト・ライツ/ジェリー・マリガン
クレームをいただきました。

「おまえ、アルト吹きかなんだか知らんが、
テナーはおろかバリトンの紹介がまったく無いじゃないか!」

仰るとおりでした。

申し訳ございません。

バリトン・プレイヤーの方もお眼に留めていただいていることは、
認識不足で誠にもってお詫びの言葉もございません。

さて、
急に終らすな(怒)

バリトンといえばまずこの人であります。

私、この方は『生』を拝聴しております。

1982年の夏、忘れもしない

『バドワイザー・ニューポートジャズフェスティバル・イン斑尾」

あれが、「夏といえばジャズフェス」のスタート地点だったかもしれません。

勿論そのあと86年からはじまる「マウントフジ」は毎年欠かさず足を運びましたが、 この「マダラオ」は強烈に脳裏に焼きついております。

夏の高原に土砂降りの雨が降る中、スパイロジャイラの 「モーニングダンス」で総立ちで踊り狂った学生時代の一コマ。

いけね。今日はマリガンでしたね。

その夜、ジャムセッションで目の前で動くジェリーマリガン。

そりゃ、動くわい(怒)

その頃は私はフュージョン小僧だったので、 はっきり言って震えるほどの感動は無かったのですが、 でかいバリトンがテナーぐらいにしか見えなかった感じがします。

背が高くやけに足が長くって、私なんぞは彼の股の下をアルトを担いで行ったり来たり出来そうでした(やってみろ)。

で、こちらのアルバムであります。マリガンをこのサイトでご紹介するなら、まずチェット・ベイカーとのユニットをもって来るべきか迷いましたが、最近急に朝晩涼しくなって、秋の夜長に聴く向きにはこちらがお勧めかと存じまして、はい。

バリトン奏者の方にはまたまた申し訳ないのですが、
マリガン氏、タイトルチューンではピアノに専念。

でも、これが美しい。

他の曲もゴリゴリのジャズではなく、ボッサやショパン(あのピアノの詩人ですよ!)なども取り上げて、いわゆる「聴きやすい」アルバムですから、ジャズの入り口に立とうとする若い方も十分楽しめると思います。

3管のフロントはトランペット、バリトンサックス、バルブトロンボーンと重量級を想像しますが、サウンドは極めてソフト。こういうのを大人のジャズといいます。でも中学生も十分親しんでよろしい!

近年、でかい音と早吹きの音数で張り合うフロント諸兄に、是非こういう「節度ある」演奏でご自分を見直していただきたいと思うわけであります。

ねえ、バリトンの先輩、いかがでしょうか?

(ト書き : ニヤッとして静かに頷く)