なんともな新年であります。この投稿も元旦に書き出したんですが下書きの最中に大地震が来たもんで間抜けな話は棚上げとしたんでございます。
で昨年は11月の頭からコロナにやられ、12月はインフルにやられ、年末のお礼参りではおみくじで「凶」にやられ、年明けは胃腸炎にやられた管理人であります。
楽器の方は、飛び道具のソプラニーノと念願のアルト・フルートを予定価格以下で入手できほくそ笑んでおりましたのが調子こいたバツなのでありましょうか?いや昼ビールが過ぎたと思いたい。ともかく今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、お題は新製品。メイン楽器のバックアップを考えようにも、とどまらない円安に伴って管楽器市場は中古を含め異様な上昇です。セルマーの新しいのなんて4桁超えるっちゅうじゃありませんか。もう富裕層しか相手にしてないねおフランスは。
ところがありましたよ。おフランスで我々庶民でも手が出せるものが!
ね、パリって書いてある!
蓋を開けますと、出て参るのが一番上の写真。
ネックと本体の間に装着。
ネジのWSマークに目が行ったあなたははっきり云ってマニアです。
見てくれは、「ボロい楽器にF1マシンの部品」を取っ付けたような塩梅ですね。
吹いてみましたんですよ。明らかに変わりますが、僕なんかのヘボより、クラリネットの名人生島さんの動画をご覧いただくと比較明快かと思います。
そうこれ、もともとクラリネットのために開発されましたが、サックスにも応用できるということで商品化されております。お求めはこちらなどで。
リングの厚みは1~1.5ミリといったところでしょうか。さてここで素朴な疑問なんですが、ピッチを合わせるときマウスピースを抜き差しいたしますが、大概このリングの厚み分程度のプラスマイナスだと思いませんか?
そうすると装着時は相対的に管体のサイズは「伸びている」わけで、ピッチは当然下がる。僕の場合はマウスピースを通常より押し込む必要がありました。が、どうもしっくりこない。スケール(チューニング)バランスがかわるというか。
生徒さんにもお二人(楽器はマークⅥ、キャノンボール)試していただいておふたりとも装着時のほうが音のつながり、響きとも良好でありました(その後お買い上げ)。
さっき書きましたが、僕は楽器がボロいせいかリングを装着すると、僅かな隙間ができてリングが密着せず回転してしまい、毎回は快適良好な結果が得られませんでした。ですのでリングがきっちり密着できるか(生島さんの動画でも「両面テープで~」といったお話がありましたね)がポイントである気がいたしますし、楽器との相性もあると思いますので出来ればお試しいただいてからのお求めを推奨したいと思います。
投稿を終えるににあたり、今回の能登半島地震で被災された方々のお見舞いを申し上げますとともに、本年がサックス愛好家の皆様に取りましても実りある一年となりますようお祈り致します。
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