« 2008年06月 | メイン | 2008年08月 »

2008年07月24日

夏休み練習強化特集1「エアマックス」の巻

いやあ皆さん暑いですね。

重い楽器を運ぶのもためらわれる猛暑が続いておりますが、 そんな楽器を吹くのを諦めちゃった日にも、【確実にサックスの練習になるグッズ】を発見しました。

「エアマックス」です。
ナイキのシューズではないですよ。

早速モニターさせていただいたのでご報告です。
大きさはこのくらい。



スケルトンブルーのポリカーボネイト製でなんかホイッスルのようでもあり、
非常にシンプルなデザインです。
学校や会社でぶら下げててもオシャレかな?

これ、穴の開いた先端を咥えて息を吸ったり吐いたりします。
胴体部分には縦笛のような穴が上に3つ、下に1つ開いています。



まさしく縦笛を吹く時のように穴を指で押さえると、吸ったり吐いたりするとき抵抗が変わる。
当然穴の数を1→4つと塞げば抵抗が増え、横隔膜や呼吸のための筋肉が鍛えられる、 その結果、演奏に必要なエアーの絶対量が増える、というわけです。

で、さらに優れているのが息のスピードチェックです。エアマックスで吸ったり吐いたりすると、小さな音が出ます。(笛のようですがピーピーいいません、夜のアパートでも大丈夫!)特に吐くときに必要な「息の一定のスピード」が簡単にチェックできます。

まだまだ、それだけではありません!
これですね、適当に穴を開けたただのチューブのように見えるんですが、

【直径が絶妙】

なのです。

「咥えて呼吸するだけで、喉が開く。そして舌が下がる。」
米国物理学博士の設計だそうです。

「喉の開く感覚がよくわからない」こういう人にぜひ使ってみて頂きたいです。

より咥えやすい形状の類似品(1万円近い!)がありますが、あれはどちらかというとダイエット関連・アスリート向け商品ですので、より喉の状態をサックスプレイヤーのために適応させるとこの「エアマックス」しかありません。しかも断然リーズナブル!!

日本ではこちらのお店でのみ購入できます。
↓↓↓↓↓↓↓↓
【イー楽器ドットコム】

夏休みにぐっとアイツに差をつけるには
、今すぐ入手して頂きたいと思います。

あ、ひとつ使用前のご注意を。

僕はさんざん試したあと「ご使用の前に」を読んでしまいました。

「よく水で洗ってからご使用ください」

確かに!


もうお気づきの方がいらっしゃると思いますが、 これは「90日講座」と併用していただくと相乗効果がバッチリであります。

2008年07月18日

夏が来れば想い出す。

getz_augogo.jpg Getz Au Go Go

「水芭蕉の花」ではありませんよ。

今月のサックスアーチストは誰にしようって、
じつは、前から決めておりました。

スタン・ゲッツであります。

「安易な管理人だな、ボサノバだからだろ?」

それだけではありません。だったらジャズ・サンバやゲッツ・ジルベルトを紹介するでしょう。
このライブ版を持ってきたのには理由があります。

普通の女の子みたいに(実際そうだったらしいが)『春の如く』を歌うアストラッドの横で、 結構勝手に吹いているゲッツですが、この雰囲気が好きだ。

私は学生時代、丘サーファーみたいなカッコをして、クロスオーバーバンドをやっていた。

で、ボーカルに背の高いクラスメートの子を起用したのです。

片想いだったんですよ。この子に。

サークルのライブでこの『春の如く』を唄ってもらった。
ステージ栄えする彼女は当時デビュー3年目の阿川泰子さんより素敵に見えた。

この想い出を胸にしまって25年。

サーフィンの得意な湘南育ちの彼女は、見知らぬ海へと早すぎる帰らぬ旅に出たのでした。

同じ病と戦う人たちの助け合いサイトで、「なぜか死なない気がする」と気丈に語り、
最後までファンが多い様子だった、と後から知った。

今でも、『春の如く』の優しく綺麗な、しかしメジャーなのにどこか哀愁のあるメロディーを聴くと学生という『春』の時代を想い出します。

あれれ、感傷に浸っていたら、スタン・ゲッツが出てきませんね。

この微妙な存在感が「良い感じ」のアルバムなんですよ。
でも、『Here's That Rainy Day』ではホントに夏の濡れ縁に

涙のような雨

が降っている。

テナーでこんなしっとり感が出せるんですね。

で、ゲッツの影が薄いので今日はもう一枚、90年代の遺産を。
peopletime.jpg People Time

スタン・ゲッツはその死の3ヶ月前にケニー・バロン(p)とこの ライブデュオアルバムを残しています。
これサックスを吹く方(いやいや音楽を愛する方)なら必ず聴いて頂きたいアルバムです。

ろうそくがもう芯だけになり、ゆらゆらと消え行く炎が燃え尽きる前、最後の一瞬激しく光を放つ。

この魂の叫びがあまねく聴く人の心を掴んで離さない、まさに「白鳥の歌」です。

1曲目のEast of The Sunの最初のテーマメロディーが出た瞬間、
「これから僕の人生の話をします」と聴こえる。
「ウッ」と涙腺が熱くなるはずです。
ジャズとはこれ、音楽とはこれ、いや人間とはこれ。

聴けば、我々は残りの人生こそ「正しく生きなければならぬ」と必ず決意させられる

命のアルバムです。