「俺はホーン吹いてるだけだ、野郎ども、しかっリアワセロヨ!」
と親分が言いました。
永らくレーベルの権利の問題だとかで、廃盤だったアルバムです。
で、美味しい別テイク2曲付き。なのにこの値段。
安く手に入るのは嬉しいですが、なんか悔しい気もする。
こんなうっとりするようなアルトの音は、そんな値段じゃ聴けねーです、フツウ!
結論から申し上げます。当サイトにお越しのサックス勉強中の方はアルトの人だけでなく、テナーの人も買いです。
音色、フレーズが見本?いやそれだけでなく、あんまり有名でない曲でも愛らしいメロディの歌い方、
長々ブロウしがちのブルースを、適度なサイズに、しかし肝は押さえてまとめる潔さ。
これ、ピアノがウィントン・ケリーだからだろうな。
後にファンキー路線をひた走るようになる相棒、ボビー・ティモンズだったらもっとゴリ押しの演奏になったと思います。
だからとても普段着、でも「丁寧」なキャノンボールにひょっとしたら物足りなさを感じる人がいるかもしれない。
でも、私は数少ない1ホーンのキャノンボールはこのアルバムがとても好きなのです。
本日のタイトルは若い人にはわかりにくいかもしれませんですね。
Takes Chargeをそのまま訳すとこうなるようですよ。(よい意味で)「指図する」って感じ?
では「買われたし!」とTakes Charge。
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