お勧めCD:ルー・ドナルドソン「ウェイリング・ウィズ・ルー」
「ルー・ドナルドソンというアルトの名手のCDを何か紹介してください。」といわれると、同じブルー・ノートレーベルの「ブルース・ウォーク」や後期の「アリゲーター・ブーガルー」を挙げる往年のジャズファンが多い。
もちろんそれらは名盤には違いないが、管理人はこのアルバムになじみが深いのです。
WAILINGってどんな意味かな?
「ルーとともにむせび泣いて?」
という訳は正しいか?
ジャズでは
「イカしたプレイしやがる奴らだゼ」
って感じではないでしょうか?
管理人はこのレコードばかり長く聴いていた時代があります。
演奏がすこぶるいいとかどうとかじゃないんです。
理由はキャラバンとオールド・フォークスとノーグレイターラブが入っているから。
そう、学園祭で自分のバンドの演目だったからですね。
当時の管理人はトランペットのダチ公と2管フロントでハード・バップをやっていて、このルー・ドナルドソン(as)&ドナルド・バード(tp)のサウンドをひとつのお手本にしていました。
つい先日、当時を思い出しながら聴いてみました。
やあ、イカした、と言うか本当に絶妙の演奏であります。
別に興奮の坩堝(るつぼ)なる快演!などにはほど遠いのですが、
肩の力が抜けた、余裕綽々の演奏で
「オメーら、ジャズやるんなら、一応この辺必修だぜ」
と先輩に横面を軽くビンタされてる気分であります。
アルトの人はこのオールド・フォークスという名曲についてはこういう演奏をひとつのお手本として、まさに
必修というか是非レパートリーに入れて頂きたいと思う次第であります。
以上、年頭所感。
で、サイドバーに「今月のサックス奏者:おすすめCD」を流すことにしました。
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