マウスピースの差し込み加減

さて春休みに突入して、そろそろ後輩を迎える季節がやってまいりました。
今日は多くの人が気にしてよさそうなのに、あまり関心が払われてない風景のご紹介です。

マウスピースはどの程度をネックに刺すか?

「そんなの適当だよ」
「決まりなんてないさ」

そう、明確な決まりがないですよね。
チューニングの時、深く刺せばピッチが上がり、浅ければ下がるのはご存知だと思います。

でも後輩を迎えるあなた、こんな位置で吹いたりしていませんか?

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この位置で吹くのになれてしまうと、
音が合わない音域でマウスピースを噛んでしまう癖がついてしまうので、
よくありません。

お使いのマウスピースによっても変わりますが、
V16ならこの程度か、
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メイヤーならこのくらいに落ち着くはずです。
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最近の雑誌で「音程が低ければマウスピースを噛んで合わせましょう」と書かれているので驚きました。
確かにそうすればピッチを変える事はできますが私はあまりお勧めはしません。

上達するほど深く刺すようになります。
(わざと抜いて吹く奏法をするプロもいますが)

「音程が合わないな」という方はコルクが2センチ以上見えていたりすることがありますのでチェックしてみてください。