フィル・ウッズのデカ腹の秘密

サックスが上手い人達

エアー・キープの練習

さあ、サックスはデカ腹がよろしい、という話。
ジャズ・サックスで説得力ある音を出すためには、体型ももっと不細工になる必要がある?
さて、これ息の吐き方です。
フィル・ウッズがクリニックで最初に注意したのは、
この「おなかをふくらませた状態を保ちながら息を吐くこと」(エアー・キープと呼ぶことにします)
だったのです。

<練習方法>
用意するもの:時計(10秒がカウントできるもの)、メジャー(80cmまで計れるもの)、カセットテープ(今みんな持ってないですかね。練習に必要なサイズと重さが手ごろなので1本買ってください)。

STEP1
息をすばやく吸い込み「ビヤ樽」になったら、
10秒間ビヤ樽状態をキープしつつ、吐き続けます。
吐き方は、ほほが膨らんでもよいので、なるべく強い息が真っ直ぐ出るように吹いてください。

10秒に慣れてきたら20秒、30秒、とトライ。
30秒までできたらOK。次のステップです。
STEP2
カセットテープを机の上におき、短い辺を下にして立てる。
40cm離れた位置から、エアー・キープを意識しつつ、吹く息でテープを倒してください。
倒れますか?STEP1ができていれば40cm離れていてもすぐ倒れるはずです。

50cm、60cmと離して行き80cmまで倒せますか?
ちょうどそれだけ離れたバースデイケーキのろうそくを消すつもりでやってみてください。