日本人プレイヤーは紹介しないんですか?

私たちの好きなプレイヤーは日本人なのに!!

って言われてしまいました。それでは!


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NEW!:本田雅人「アクロス・ザ・グルーヴ」

このサイト、当初はいわゆるモダンジャズの巨匠といわれる方々を取り上げていこう、と思っていて、
現代において活躍中のプレイヤーや新人プレイヤーさんには失礼しておりました。

でも、本日冒頭のご指摘をいただいたため、現代活躍中の優れたプレイヤーの方もジャズにこだわらずご紹介していきたいと思います。

さて今月は本田雅人さんであります。

90日講座受講生の方にも、圧倒的人気を誇ります。

作曲のセンスも光り、楽器の扱いも猛烈に「巧い」人ですね。
太いフラジオ、艶っぽいビブラート、そしてカッコいい超絶フレーズを正確に吹きこなすリズム感。
そして端整で若々しいビジュアル。

むーーーー、非の打ち所がない、
というのは彼のようなミュージシャンを言うのでしょうか?

で、サックスだけでなくフルート、リコーダーは言うに及ばず、
トランペット、フリューゲルホーン、トロンボーンといった金管楽器まで操れるマルチぶり。

もともとシャープス&フラッツのリードアルト(学生時代!)だからブラス好きも手伝って、この新作でもブラスアレンジが随所に聞かれます。「春うらら」のフルート+フリューゲル+トランペットのアレンジはご自身の演奏。

「プレイリー・イン・ザ・モーニング」はさわやかなフルートによって奏でられますが、タイトルからサダオさんの
「モーニング・アイランド」想いだしてしまいます。

でも、1曲目の「キャプテン・ジョバンニ」がやっぱり本田さんらしいでしょうか、ハイウェイでうっかりスピードを出しそうになったクルマはこの曲を聴いているという噂?

さて、このレコーディングセッションでは珍しくラバーのマウスピースを吹くショットがありました。またヤナギサワの特注かな?

彼のように吹きたい人はご自身によるこのDVDはお宝ではないでしょうか。


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本田雅人 徹底解析

本田雅人さんの手元が!口元が!こんなにクローズアップ!
曲は「TRUTH」「待ちぼうけの午後」「夏の蜃気楼」「勇者」「TRAFFIC JAM」 が収録されてます。