米国大統領選挙が面白くなってきました。
別に私は特定の候補者に強い思い入れがあるわけではありませんが、
やはりジャズ系のサイトを運営しているからには、小浜市じゃなかったオバマ氏を応援してみたい気になっています。(ブラック・イズ・ビューティフル?短絡的だなあ)
で今月のサックスプレイヤーはコルトレーンを。
お勧めCD:ジョン・コルトレーン「コルトレーン」
この、深く遠く語る視線が
オバマ氏に被りませんかね?
この初リーダー作を発表したコルトレーンは31歳。
「来るなら来い!」の時代だと思います。
もちろん彼のアルバムはお勧めしたいのがたくさんあります。
今月のウィジッド(左で上下に流れるアルバム)は私の好きなアルバム群ですが。
サイトをいろんなページをお読みいただいて、書いていることに共感を持っていただけるのなら、
おそらく皆様のお好みに「ハズレ」ません。
(しっかし今、CD安いですねえ!悔しい!!)
さて、このジャケットの彼の顔、凄く好きなのですが、このレコーディングの直前
ヘロインとアルコールを完全に断ち切って、神の恩寵により「霊的覚醒」を体験したという話があります。
もっともこれは、酒を飲みすぎて(ヘロイン中毒の禁断症状を絶つため)カフェ・ボヘミアの楽屋でマイルスに
ぶん殴られて目が醒めた
と言う話からできたのかもしれません。
いずれにしても、音楽への強い信念と漲る自信を得た一人の男が、この後音楽界のひとつの激しい流れを作り始めるきっかけになった「初リーダー作」はテナー奏者のあなたならぜひともお聴きになられてよろしいのじゃないでしょうか?
特にバラッドの名演「コートにすみれを」なんて、タイトルもグッと来ますが50年前の演奏なんて思えません。痺れっ放しですよ、あなた。
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